第12回『企業と博士人材の交流会』開催報告
第12回の『企業と博士人材の交流会』を盛況の内に終えることができました。
開催期間は2022年7月~10月。今回もCOVID-19の状況を鑑み、オンラインで開催しました。
オンラインならではの良さを活かして、多くの交流ができました。
参加人数
【企業】
43社(168名 延べ625名) 参加企業名はこちらから
【博士人材:博士課程後期学生・ポストドクター】
122名 ※うち名古屋大学所属者は105名(86.1%)
【学生オブザーバー:名古屋大学の博士前期課程学生】
11名
※交流セッション【企業編】のみ参加
▶参加した博士人材について
■所属
■学年
■所属研究科
プログラム
1.PRセッション(7月~9月)-企業と博士人材のPRサイト
特設サイト「企業と博士人材のPRサイト」に、企業と博士人材それぞれがPR資料を掲載し、相互に閲覧しました。
博士人材にとっては、自身の研究と人材や強みをアピールする場となり、企業にとっては自社をアピールし、博士人材への期待を伝える場となりました。インターンシップや求人情報を公開していただいた企業もありました。
2.Web交流セッション(8月~9月)-Zoom
2-1.Web交流の場【博士人材編】(8月22日・24日~26日)
Zoomミーティングで、博士122名が順に取り組んでいる研究の価値や概要、さらに自身の強み等をアピールしました。
研究内容や人材について、ご参加いただいた企業の皆さまからの質問に答えたり、研究の事業展開の可能性等、プレゼン内容に対して、企業の皆さまからのアドバイスいただきました。
2-2.Web交流の場【企業材編】(8月29日~9月2日)
Zoomミーティングで、企業43社が順に自社をアピールしました。
プレゼンの中で、博士への期待や、自社での博士の活躍状況をお伝えいただきました。インターンシップや求人情報を公開していただいた企業もありました。
博士たちにとっては、採用面接以外の場で企業の方と直接お話ができる貴重な機会になりました。また、自分の研究分野からは想定外の、新たな企業との出会いの場にもなりました。
3.企業紹介ミニ講座
参加を希望された企業様を紹介するミニ講座を、7月と10月に開催しました。
19社の企業にプレゼンをしていただき、延べ99名の博士人材が参加しました。
参加者の声
■博士人材の声
当初は応募を検討していなかったものの、本交流会で出会い、企業主催の交流会に呼んでいただき、本選考まで進んだ企業もありました。自分が関心のある業界だけでなく、幅広く企業を見ることで、視野が大きく広がり納得のいく企業選び・キャリア選択ができると思います。
交流会に参加し、自身の発表を聞きに来てくださった企業に内定をいただきました。本選考の面接の後、交流会の時よりも良い発表だったと言っていただき嬉しかったです。
通常のオンライン合同説明会と同じような「企業側の話を聞いて学生と質疑応答する」という形式のものは他大学や各種就活メディアでも頻繁に行われていると思うが、「自らの研究内容を企業にアピールする」という経験を、比較的早期(8~9月)に行えるのは他のイベントにない大きな強みだと感じた。研究内容について、自分がアピールしたいポイントと企業から質問を受けるポイントの違いなど、双方の着眼点の違いが判るのは発表者側としても面白いと思うし、それらを通じて、就活だけでなく研究についても新たな知見が得られる上、企業とのコネクションが比較的早期に形成できるのも大きな強みだと考える。
どのような方が働いているのか、雰囲気が伝わり会社を選ぶ際の参考になりました。企業の方に向けたプレゼンを準備する機会でもあり、その後の面接でも流用できた。
人事の方から質問をしてもらえるので、面接の練習になります。(自分のアピールポイントと人事が魅力に感じるところのギャップを知れる)
自身の研究内容に対する企業の生の声を聞くことができ有意義だったと感じます。アカデミック外の方と深くディスカッションする機会はほとんどないと思うので良い経験になった。
普通に過ごしていると、研究室の先輩の就職先や共同研究している企業の情報しかふれることがなかったので、ここに参加していないとみえない業界を知りました。
■企業の方の声
学生一人一人と交流できる時間が多く、非常に有意義なイベントだと思いました。
学生の皆様も十分準備して参加された様子が伺えました。多くの学生様とインタラクティブに交流できたと考えます。
魅力的な学生さんのプレゼンを聴講することができ、非常に有意義な時間でした。専門分野は異なれど、非常に魅力的な学生に多数会うことができ、彼らが(当社も含む)多方面で活躍されることを期待しております。また、質疑応答を通して学生さんの方から、自社のイメージやサービスについてもフィードバックしていただく機会があり、我々としても非常にエンゲージされました。どうもありがとうございました。
私たち企業にとっても、より多くの優秀な学生と出会い、接することができる絶好の機会であり、研究協力者を見つける良い機会だと考えています。次回も、是非とも参加したいです。引き続きよろしくお願いいたします。
段階を踏んで学生様、企業学生双方の情報を丁寧に交換することができ非常に実のあるイベントであったと実感しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
研究熱心な方が非常に多く、優秀な方々ばかりでした。また、ご自身の専門性を高めながら別分野の研究を融合したようなプロジェクトをすすめている方も多い印象を受けました。特に、ご自身の分野に計算科学的な手法を掛け合わせたようなテーマを持っていらっしゃる方が多く、これから必要とされる人材を皆様が分析されてるのだと感じました。
若いエネルギーに触れ合えることはとても有意義だと思われるので、引き続きこのようなイベントを期待しております。