第14回『企業と博士人材の交流会』開催報告
2024年8月23日(金)第14回の『企業と博士人材の交流会』を盛況の内に終えることができました。
昨年度に引き続き、名古屋大学東山キャンパスにて対面で開催しました。
参加人数
【企業】
59社(174名) 参加企業名はこちらから
【博士人材:博士課程後期学生・ポストドクター】
200名 ※うち名古屋大学所属者は181名
【学生オブザーバー:
主催(名古屋大学)、共催(岐阜大学・名古屋工業大学・名古屋市立大学)大学の博士後期課程への進学を検討中の博士前期課程学生
18名
※交流セッション【博士人材のポスター発表】【企業によるショートプレゼンテーション】のみ参加
▶参加した博士人材
■所属
■学年
■所属研究科
プログラム
1.PRセッション(7月~9月)-企業と博士人材のPRサイト(オンデマンドサイト)
「企業と博士人材のPRサイト」に、企業と博士人材それぞれがPR資料を掲載し、相互に閲覧しました。博士人材にとっては、自身の研究や自分自身をアピールする場となり、企業にとっては自社をアピールし、博士人材への期待を伝える場となりました。インターシップや求人情報、選考スケジュールを公開していただいた企業もありました。
企業から連絡を取りたい博士人材宛に個別にメッセージを送信するツールも、活発に利用されました。
2.交流セッション(8月23日)@名古屋大学東山キャンパス
【午前の部】博士人材のポスター発表 @野依記念学術交流館
博士人材200名が、前半100名 後半100名に分かれて2部制で、企業の方に向けてポスター発表を行いました。
研究内容の発表を通じて、活発な意見交換が行われました。
質疑応答の中で、博士人材の人物も見ていただく機会になりました。
【午後の部】合同企業説明会 @豊田講堂
●企業によるショートプレゼン
1社あたり1分50秒以内で、自社の事業内容の紹介や魅力をアピールし、博士人材への期待、自社での活躍状況などを伝えていただきました。
●企業ブーストーク
博士人材が企業のブースを訪問し、説明を受けたり、質疑応答を行ったりしました。(20分/回×5回)
参加者の声
■博士人材の声
ポスター、ブース訪問を通じて企業の方とお話しする時間が多く取られていた点が優れていたと思う。これまで目をつけていなかった企業を知れたこと、そして企業見学の案内をいただいたことなど、出ることで就職の選択肢や機会を大きく広げることができ、参加してとても良かったと考えている。
2分プレゼンで自分が知らない分野・業界でも博士学生のニーズがあることが分かり新鮮だった。
学部時代から合同説明会的な就活イベントに参加したことがなかったので、今回のイベントは面白かった。自分はアカデミア志望だが、どんな企業が来ているのか、事業活動の内容、人事戦略と博士人材に対するニーズなどの動向を知ることができて興味深かった。
人事の方や現役の研究職の方から直接お話やアドバイスを伺ったり質問したりできる、非常に貴重な時間でした。また、他の就職活動のイベントとは違い、自分の研究を企業の方に直接アピールできる時機会があったのが良かったです。
博士人材に対して、企業が何を求めているかがよく分かったため参加できて良かったと思います。自身の専門は数学で、化学や工学の博士人材のように、大学院の研究がそのまま企業での仕事に直結するわけではないため、就職活動に関して大きく不安を感じていましたが、自身の学習・研究を正しく評価していただける企業も数社存在することや、数学専攻の学生を真に募集している企業の存在が分かり、就職活動へのモチベーションも湧きました。
実際に第一線で働いている方の話を聞けたのがとても刺激的だった。
他の合同説明会などでは博士課程向けの話をなかなか聞くことができないため、企業ブース訪問が特に有意義でした。
一般的に就職に不向きとされる人文系の博士を受けて入れてくださる企業があり、直接交流できたことはとても貴重な機会でした。特に、一見すると理系・工学系の企業でも近年は人文学の経験を役立てようとされていることを知ることができたり、HP上では分かりにくい最新情報を教えていただけたりしたことは、今後の大きな糧となったと思います。
就職を検討しているけど何から始めれば良いかわからない人にとてもおすすめです。博士人材を積極的に採用する企業をたくさん知ることができますし、自分の関連分野の産業界での潮流を知ったり、自分が企業を探したり選んだりするときに何を手がかりとすればよいか、どんな面を重視するかを知ることができます。人が多い中でも確実に相手を知り自分を知ってもらうために、名刺を持って行ってたくさん交換するのがよいと思います。
想像以上に得られるものがあります。D1の時点で参加しておくことで、これからのキャリアに関しても考え始めようとするきっかけになります。
■企業の方の声
こちらの予想よりも幅広い学部からブースに来ていただけて、他の採用イベントよりも有意義に感じました。研究の内容の深さ、説明の能力などを見る機会になり、大変ありがたく思います。今後も参加させていただきたいです。
対面でないと得られない情報が多く非常に有意義な機会となりました。大学をあげてここまでやられているところは他に無いかと思います、このような経験が学生自身を成長させており、結果として高い研究力だけでなく、プレゼンスキル、企業の人間とやり取りする際の質疑応答の質の高さが培われていくものと拝察しております。多くの参加社員が、採用したいと思える学生と出会えた交流会でした。
交流は刺激的でした。ご自身の研究に真摯に取り組まれており、専門以外の人間にもわかりやすく伝えていただける柔軟性をお持ちの方が多かったです。
今回はじめて参加させていただきました。事前に学生の情報とアプローチができ、有意義な時間を過ごせました。
優秀な学生さんと交流させていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。時間の都合上、興味があっても接触ができなかった学生さんもおりましたので、次回は弊社側の参加人数の増員も検討したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
企業と学生の双方から事前にオファーメッセージを送ることができる仕組みは、1日のイベントを効率的に進めることができ、良いイベントだと感じています。
昨年に引き続き参加させていただきありがとうございました。参加学生数・企業数ともに博士関連のイベントとしてはかなり規模が大きく、名古屋大学様の博士人材に対するサポートの手厚さが感じられました。参加学生の熱量も高いことに加え、参加企業側の博士人材に対する考え方も伺えたので非常に勉強になりました。引き続きよろしくお願いいたします。
全体としてしっかりとオーガナイズされており、参加して良かったです。午前中のポスター発表、午後の会社プレゼンとブーストークの構成で、ポスターで接触した学生さんが積極的にブースに来てくれて相互理解を深められました。
初めて参加をさせて頂きましたが、専門的な研究を行っていることはもちろん、想像以上に活気があると感じました。タイプは様々ですが、直接話をすることで思っていたよりもキャリアについて柔軟な考えをもっていることも知れました。
活気あるイベントとなっていて、企業側も楽しく参加させていただきました。お互いを知るきっかけとして有用な場であり次年度以降も開催をお願いいたします。
毎年参加させてもらっていますが、どんどん大きなイベントとなっており、こちらとしても有意義な時間を過ごせていると感じています。