第9回『企業と博士人材の交流会』開催報告
2019年8月31日(土)、第9回の『企業と博士人材の交流会』を盛況の内に終えることができました。
※2019年度のご報告(PDF)
参加人数
【企業】
52社(119名)
【博士人材:ポストドクター・博士課程後期学生】
129名 ※うち名古屋大学所属者は94名(72%)
・第1部より参加 81名 ※名古屋大学所属63名(78%)
・第2部より参加 48名 ※名古屋大学所属31名(65%)
【学生オブザーバー:名古屋大学の博士前期課程学生】
16名
※第1部博士人材のポスターセッション、第2部企業による2分間プレゼンに参加
第1部:ポスターセッション
■発表者の学年
※全発表者81名
■発表者の専門分野
※全発表者81名
■発表者の所属研究科
※全発表者81名
第2部:交流セッション
■参加者の学年
※全参加者129名
■参加者の専門分野
※全参加者129名
■参加者の所属研究科
※全参加者129名
■参加者の大学
※全参加者129名
参加者の声
■博士人材の声
博士に着目している企業の多さにまず驚き、うれしく思った。博士後期課程出身の人事の方も多く、意外であった。しかし、博士出身だからこそこちらの状況をよくわかってくださっていた。私自身は本会に参加して、研究・開発といった仕事に加えて、人と関わる仕事に興味をもった一日だった。
参加してみて、企業の方は、博士人材の高い論理的思考力、問題解決能力、困難を乗り越えられる精神力といった専門以外のところにも注目していることが分かりました。多くの企業が既存の技術を組み合わせて新しい価値を生み出すことに力を入れており、自分の専門も他分野で生かせる可能性があることを学びました。企業と博士の交流会に参加したおかげで、自分の進路の可能性を広げることができました。
何十社という博士人材を求める企業と一度に交流できる機会は滅多にありません。自分で企業を調べていると業界が偏りがちですが、交流会を通じて調べたことのなかった業界についても知ることができます。就活の視野を広げる目的でも参加することをお薦めします。
バイオ系の就職先は少ないと言われていますが、この交流会を通して、思いもがけない企業が生物系の研究者を求めていることがわかりました。また、企業の方とお話しすることで、自分の研究に対する新しい視点が得られると思います。
実際にいくつかの企業の担当から話を聞いていくうちに、自分に合いそうな業界、そうでない業界がわかって来ましたし、自分の進路について具体的に考える良いきっかけになりました。あまり、就活について具体的に考えていない方も、参加してみると良いと思います。
■企業の方の声
様々な可能性を秘めている人材に出会えました!
良い意味で、研究内容や専攻が必ずしも志望職種、志望業界の延長とは限らないということ。多くの博士とお話しし、そう感じました。
毎回参加させていただいていますが、教育レベルの高さ、研究プロセス、発表の明確さは期待通りです。
研究を通して様々に成長していることが感じられる学生が多かった。一筋縄ではいかない研究を着実に、地道に進められており、素晴らしいと思いました。
博士人材の状況が把握でき、有意義でした。来ていただいた方には、当社の業界に興味を持っていただけたと感じます。専門以外にも、活躍していただける業種がいくつかあると感じます。
当社の専門分野は異なるものの、非常に優秀で活発な人材に会えました。
ポスター、ブース、懇親会と様々な場面で多くの学生さんと話しをすることができ、それぞれに知識の深さを感じることができました。また、前向きに研究に取り組んでいる姿勢が好印象でした。
専門性が高い人材はもちろん、幅広い領域に強みを持つ学生もおり、バランスがよかった。