申込〆切は、12月16日(月)17:00
ご都合がよろしければ是非ご参加ください。
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<発表について>
◎広瀬八重子 さん
名古屋大学大学院・人文学研究科・D3
発表タイトル:発話条件が、日本語母語英語学習者の英語発話に与える影響ープラニングとトピック・タイプに焦点を当ててー
紹介文:英語を話す時に、どのような条件でパフォーマンスは向上するのでしょうか。本研究では、1分間の発話前プラニング(準備時間)の有無と異なるトピック・タイプ【一般的な事柄についての議論型、個人的な経験についての説明型】という発話条件の違いが、英語発話にどのような影響を与えるかについて分析・考察しました。オンラインで収集した、日本語母語大学生・大学院生の異なる4トピックに関する英語発話について、流ちょうさ(発話語数),複雑さ(語彙及び発話単位)、正確さの点で、どのようにスピーキング・パフォーマンスが変化したかという結果を踏まえ、英語スピーキング力向上のためのヒントを紹介いたします。
◎渡邉 彩音さん
名古屋大学大学院・生命農学研究科・D1
発表タイトル:植物の世代更新を担う動物たちのはたらきを評価する―大切なのは量?それとも質?
紹介文:植物にとって、種子散布は場所を移動できる唯一の機会です。肉厚な果肉のある果実(液果)をつける植物は、動物に食べて種子を運んでもらう、動物散布型植物に分類されます。種子散布者となり得る動物は、体サイズや習性などによって、液果の利用量やその利用の仕方が異なり、それは植物の世代更新に直接的に影響を及ぼします。たくさんの量を散布する種が主要な種子散布者であると考えられてきましたが、例えば、その植物の生育に適した環境に種子を運んでくれる動物がいたら、その動物は質の高い種子散布者であるといえるでしょう。本研究では、動物散布型植物の1つであるヤマモモとその種子散布者に着目し、種子散布量と散布の質の両面から、その種子散布機能を評価することを目指しています。